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複数の設定のScriptBrowserKを共存させる方法
(目次)
1.概要
自動運転を行うScriptBrowserKと、通常のブラウズを行うScriptBrowserKを分けて起動したい場合など、別々の設定ファイルを使用したScriptBrowserKを起動したい場合があります。
このような場合は、以下の方法で別々の設定ファイルを使用したScriptBrowserKを起動することができます。方法は下の2種類あります。
- 別々のフォルダにScriptBrowserKをインストールしてレジストリ未使用モードを使用する方法
(長所)起動時にコマンドライン引数を指定する必要がないのでエクスプローラなどからScriptBrowserK.exeをダブルクリックする方法でも起動でる
(短所)別々のフォルダにScriptBrowserKをインストール必要がある。但し、ScriptBrowserKのα版などのテストバージョンをテスト試用する場合など便利な場合もある。 - -d オプションを付けてScriptBrowserKを起動する方法
(長所)インストールするScriptBrowserKは1つだけ
(短所)起動時にコマンドライン引数(-d)を指定する必要がある
以下に、使用方法を解説します。
2.別々のフォルダにScriptBrowserKをインストールしてレジストリ未使用モードを使用する方法
以下、手順を解説します。
- 先ず、主に使用するScriptBrowserKを普通にインストールします。設定ファイル保存フォルダは、どのフォルダでもかまいません。[レジストリ未使用モード]を使用しても大丈夫です。既にインストール済みの場合は、そのままでOKです。
- 2つめのScriptBrowserKをインストール済みのフォルダとは別のフォルダにインストールします。ScriptBrowserKをインストールしたフォルダ下のファイルを全てコピーするだけでもOKです。
- 後からインストールしたScriptBrowserKを起動してScriptBrowserKのオプション画面の[フォルダ]ページの[レジストリ未使用モード]をチェックします。
- ScriptBrowserKを終了します。
- 以上で設定は終了です。
ScriptBrowserKを起動するときは、ショートカットを作成するなどして、それぞれのScriptBrowserK.exeを起動するだけです。
以上です。
3.-d オプションを付けてScriptBrowserKを起動する方法
以下に設定手順を解説します。
- ScriptBrowserKを普通にインストールします。設定ファイル保存フォルダは、どのフォルダでもかまいません。[レジストリ未使用モード]を使用しても大丈夫です。既にインストール済みの場合は、そのままでOKです。
- ScriptBrowserKを起動するためのショートカットを新たに作成します。既存のScriptBrowserKを起動するショートカットをコピーしてもOKです。
- 上で作成したショートカットのプロパティ画面を表示させます。「リンク先」欄の末尾に「-d:[設定ファイル保存フォルダ]」を末尾に追加します。データフォルダが「c:\sbkdata」の場合は下の例のようになります。
例)~\ScriptBrowserK.exe -d:c:\sbkdata - [OK]ボタンをクリックしてプロパティ画面を閉じます。
以上です。
これで、新しく作成したショートカットから起動した場合は、別の設定ファイル保存フォルダを使用したScriptBrowserKが起動するようになります。
4.(重要)複数のScriptBrowserKを同時に起動したい場合は
複数のScriptBrowserKを同時に起動したい場合は、コマンドライン引数に-m オプションを追加する必要があります。
この引数を指定しないと、別のScriptBrowserKを起動しようとしても起動済みのScriptBrowserKがアクティブになるだけなのでご注意ください。
具体的には、デスクトップなどにある ScriptBrowserK を起動するショートカット(アイコン)のプロパティ画面を表示して[リンク先]欄の末尾に「~\scriptbrowserk.exe -m」のように「-m」を追加します。
5.参考情報
以下の内容を参考に、ScriptBrowserKのオプション画面の[フォルダ]ページ等で2つのScriptBrowserK共に同じフォルダを設定すると良いでしょう。
- 「お気に入りのアイコンを保存するフォルダ」を共用するとディスクの節約になります。
- 以下のフォルダは、敢えて分ける必要がない場合は共用すると便利です。
- お気に入りフォルダ
- スクリプトフォルダ
- スクラップブックフォルダ
- スクリプトのパラメータを保存するフォルダ
6.関連情報
以上です。
(2007/05/07)