はじめに
パラメータグループ機能とは、株式の情報ページなど、URLの一部分がコード番号等に置き換わるだけのホームページの更新チェック管理をサポートする機能です。
ここでは、NIKKEI NET(http://www.nikkei.co.jp/)の「総合企業情報株価サーチ」を更新チェックする例を解説します。
なお以下の内容は執筆時点(2006/6/28)のものです。サイトの内容が変更された場合、変更に合わせて入力する内容などを適宜修正する必要があります。
パラメータグループ機能の詳細は、更新チェックのパラメータ機能の解説を参照して下さい。
1.パラメータ親項目の登録
まず、パラメータ親項目を更新チェックパネルに登録します。
(1)NIKKEI NET(http://www.nikkei.co.jp/)を表示します。
(2)次に検索欄に「6752」と入力して、「株価」を検索します。すると松下電器産業(株)の株価情報が表示されます。ここでアドレスバーを見ると「http://company.nikkei.co.jp/index.cfm?scode=6752」と表示されています。6752の部分を書き換えると他の会社の株価情報が表示されるだろうと推測できます。
(3)それでは推測が合っているか実際にテストしてみましょう。アドレスバーに表示されているURLの 6752 を 6758(ソニーの会社コード)に書き換えて Enter キーを押してください。ソニーの情報が表示されましたね。推測が合っていました。
(4)次にパラメータ親項目を登録します。[表示]メニューの[パネル]-[更新チェックパネル]を実行して更新チェックパネルを表示します。
(図1)項目の選択

(5)まず、パネル左側のツリービューで項目を追加するグループを選択します。今回は「更新チェック項目」を選択してください。「全項目」の下にあります。 (図1)

(図2)追加された項目

(6)新規パラメータ親項目作成ボタンをクリックして、項目名を入力します。今回は「NIKKEI NET」と入力することにします。すると、「更新チェック項目」の下に「NIKKEI NET」項目が追加されます。(図2)

(7)上で追加した「NIKKEI NET」の項目をマウスの右ボタンでクリックすると、ショートカットメニューが表示されるので、「更新チェック項目のプロパティ」を実行します。すると更新チェック項目のプロパティ画面が表示されます。
(図3)[チェックするURL]欄の設定

(8)[チェックするURL]欄に(2)で推測したURL(http://company.nikkei.co.jp/index.cfm?scode=[KEY])を入力します。ここでのポイントは会社のコード番号の部分を[KEY]と置き換えることです。(図3)ScriptBrowserKは更新チェックするときに[KEY]の部分を 次に説明するパラメータに登録された各会社のコード番号に置き換えて更新チェックします。

(9)次にパラメータを設定します。今回の例の場合、更新チェックしたい会社のコード番号がパラメータになります。先ず「パラメータ」タブを選択します。
(図4)チェックする会社を登録

(10)追加ボタン()をクリックします。すると下の「項目名」と「パラメータ」の欄が入力可能になるので、登録したい会社と会社のコード番号を入力します。 (図4)

(11)上の(10)の操作を繰り返して、更新チェックする会社を登録します。(図4)
(12)[OK]ボタンをクリックして更新チェック項目のプロパティ画面を閉じます。
(図5)自動作成された子項目

(13)すると、登録した会社の項目がパネル右側のリストビューに追加されます。(図5)

(14)最後にフィルタを設定します。ここではフィルタについて詳しくは説明しません。フィルタ機能の概要については、ホームページの更新チェック機能の概要のフィルタ機能の解説欄を参照して下さい。
まず、更新チェック項目のプロパティ画面の[フィルタ]ページで [汎用フィルタの編集]ボタンをクリックして、汎用フィルタの編集画面を表示させます。続いてインポートボタン()をクリックして「NIKKEI NET 総合企業情報.sbf(左のリンクをクリックしてダウンロード後、解凍してください)」を開きます。すると(図6)の様に汎用フィルタが追加されます。なお、NIKKEI NETのページ内構成が変更になった場合は、フィルタの修正が必要になる場合があります。[OK]ボタンをクリックして画面を閉じてください。
(図6)インポートしたフィルタの内容
以上です。子項目(今回の例では各会社のチェック項目)の追加と削除は、パラメータ親項目(今回の例では「NIKKEI NET」)の更新チェック項目のプロパティ画面のパラメータページ の[子項目の編集]欄で行います。