セキュリティゾーン
目次
1.概要
Internet Explorer(以下 IE と略す) は、JavaScript(JScript)、Java、ActiveXコントロール等を利用するWebページを表示しようとした場合に、そのWebページがどのWebサイトにあるかで、それら機能の利用を許可したり、制限したりします。どのサイトにどのような制限をかけるかをセキュリティゾーンで行います。ひとつひとつのWebサイトは必ず1つのセキュリティゾーンに属します。セキュリティゾーンは下の5種類があります。
ゾーンの名称 | 内容 |
---|---|
マイコンピュータ | 使用しているコンピュータ中のファイル等。 |
インターネット | 他のゾーンに含まれないすべてのWebサイト。初期状態では、インターネット上のWebサイトは全てこれに含まれる。 |
イントラネット | 同一ネットワーク上のWebサイト。詳細な定義は、[インターネットオプション]-[セキュリティ]ページで「イントラネット」を選択した状態で[サイト]ボタンをクリックすると設定できます。 |
信頼済みサイト | 信頼できるサイトとしてユーザが登録したサイト。初期状態ではどのサイトも含まれない。 |
制限付きサイト | 信頼できないサイトとしてユーザが登録したサイト。初期状態ではどのサイトも含まれない。 |
[信頼済みサイト]と[制限付きサイト]は、初期状態では、どのWebサイトも含まれていないので、積極的にWebサイトを追加していくと使いやすくなります。
セキュリティゾーンの詳細については@ITのIEのセキュリティ設定を変更してセキュリティ機能を強化するが参考になると思います。
2.セキュリティゾーンにサイトを追加する
セキュリティゾーンに追加したいWebページを表示した状態で、[セキュリティ]-[セキュリティゾーン]メニューの中から[〜ゾーンに追加]メニューを実行します。ステータスバーのセキュリティゾーン表示部をクリックしても、[セキュリティゾーン]メニューを表示することができます。
また、[ツール]-[インターネットオプション]-[セキュリティ]-[サイト]ボタンをクリックしても URL を指定して希望のセキュリティゾーンにサイトを追加することができます。
(注意)
https でなく http
で始まるURLのWebサイトを信頼済みゾーンに追加するには、[インターネットオプション]-[セキュリティ]画面で[信頼済みサイト]を選択後、[サイト]ボタンをクリックして、[このゾーンのサイトにはすべてサーバの確認(https:)を必要とする]のチェックを外してください。これを行わないと、信頼済みサイトに追加するときに「SSL
対応サイト以外は追加できません。」というエラーメッセージが表示されます。
3.セキュリティゾーンの設定状態を確認する
[ツール]-[インターネットオプション]-[セキュリティ]-[サイト]ボタンをクリックしてすると、選択しているゾーンに登録されているサイトの一覧を確認、編集することができます。
4.セキュリティゾーンからサイトを削除する
削除したいWebページを表示して、[セキュリティ]-[セキュリティゾーン]メニューの中から[〜ゾーンから削除]コマンドを実行します。
また、[ツール]-[インターネットオプション]-[セキュリティ]-[サイト]ボタンをクリックすると、登録されている URL の一覧の中からサイトを選択してセキュリティゾーンからサイトを削除することができます。