ブラウザ部のセキュリティ
目次
1.ScriptBrowserKとInternet Explorerのセキュリティ制御の関係
ScriptBrowserK は、Internet Explorer の表示エンジンを使用しています。「スクリプトの実行」、「Java」、「ActiveX」のセキュリティ制御は、Internet Explorer の設定で許可されている内容を、ScriptBrowserK が禁止することで行っています。
Internet Explorer のセキュリティ設定はセキュリティゾーン機能により行われます。セキュリティゾーンについては、セキュリティゾーンの解説を参照して下さい。
ScriptBrowserK の制御は禁止する制御のみ行います。Internet Explorer の セキュリティゾーンの設定で禁止されている項目を、ScriptBrowserK で実行することはできません。逆に、ScriptBrowserK で禁止した項目は、セキュリティゾーンでどんな設定を行っても実行されません。但し、[ScriptBrowserKオプション]-[セキュリティ]ページの下のオプションを有効にした場合は、ScriptBrowserKはセキュリティ制御を行いません。そのセキュリティゾーンの設定がそのまま使用されます。
- 「マイコンピュータ」には、セキュリティ制限を適用しない
- 「イントラネット」には、セキュリティ制限を適用しない
- 「信頼済みサイト」には、セキュリティ制限を適用しない
例えば、ActiveXの実行がWebページから要求された場合、まずScriptBrowserK のセキュリティメニューで ActiveX の実行が禁止されていないかチェックします。ここで、禁止されていない場合は、Webサイトが含まれるセキュリティゾーンの設定を見て、ActiveXが実行できるかを確認します。ここでActiveXが実行が許可されているとActiveX が実行されます。
2.ScriptBrowserKのセキュリティの制御方法
(タブグループのセキュリティとタブ固有のセキュリティの関係)
※拡張機能[タブグループ]を有効にしていない場合は、「タブグループのセキュリティ」の部分は「全体のセキュリティ」になります。
ScriptBrowserKは、「タブグループ(全体)のセキュリティ」と「タブ固有のセキュリティ」の2段階でセキュリティを制御します。
基本的には「タブグループ単位(全体)」でセキュリティの制御を行い、特定のタブでセキュリティ設定の変更が必要な場合に「タブ固有」のセキュリティの制御を行うことができます。
「タブグループ単位(全体)」のセキュリティ設定は、[セキュリティ]メニューの[タブグループセキュリティ/全体のセキュリティ]で行い、タブ固有の設定は[タブセキュリティ]で行います。
例えば、スクリプトの実行をタブグループ(全体)で許可すると、そのタブグループに含まれる全てのタブのスクリプトの実行が許可されます。そのタブグループの中で、特定のタブのみスクリプトの実行を禁止したい場合は、[セキュリティ]メニューの[タブセキュリティ]-[スクリプト]を[タブグループ(全体)の設定に従う]から[禁止]に変更します。
逆に、スクリプトの実行をタブグループ(全体)で禁止している状態で、特定のタブのみスクリプトの実行を許可したい場合は、[セキュリティ]メニューの[タブセキュリティ]-[スクリプト]を[許可]に変更します。
3.ステータスバーでセキュリティ設定を変更する方法
ステータスバーでセキュリティ設定を変更することができます。
ステータスバーのセキュリティ状態表示部の変更したい項目をマウスの左ボタンでクリックすると各項目の設定を切り替えるポップアップメニューが表示されます。ここでタブ毎のセキュリティ設定やタブグループのセキュリティ設定を切り替えることができます。
また、右側のマウスボタンでクリックすると複数の項目ののセキュリティを切り替えるクイック設定メニュー([セキュリティ]メニューの[タブグループ(全体の)セキュリティ]と[タブセキュリティ]下と同じ物)が表示されます。
4.URLによるセキュリティの自動切替機能(拡張機能)
拡張機能[セキュリティ-URLによる自動切替]を有効にすると、ワイルドカードで指定したURLに一致するWebページを開くときに、タブのセキュリティを自動的に切り替えることができます。
5.お気に入りによるセキュリティの自動切替機能
お気に入りを開くときに、タブのセキュリティを自動的に切り替えることができます
設定は、お気に入りの拡張プロパティ画面で行います。この画面を表示するには、お気に入りパネルの項目のショートカットメニューの[拡張プロパティ]を実行します。
6.フィッシングサイト、マルサイトの検出機能
ScriptBrowserK では、Google Safe Browsing API (http://code.google.com/apis/safebrowsing/) を利用して、フィッシングサイト、マルサイトを表示するときに警告を表示することができます。
この機能を利用するには、拡張機能[Google Safe Browsing API]を有効にしてください。