ホームページの更新チェック機能の概要
目次
1.概要
Webページの更新をチェックする機能です。RSSフィードリーダとしても機能します。
対応しているRSSのバージョンは、RSS 0.91, 1.0, 2.0と、Atom 0.3, 1.0です。
更新チェックパネルの解説も参照して下さい。
2.特徴
- RSSフィードリーダ機能を持っています。
- 定期的に更新チェックを実行できます。またフォルダや項目毎に定期チェックの「実行の有無」や「実行時間」を指定できます。設定は[更新チェック項目のプロパティ]-[基本]ページ-[定期的に更新チェックを行う]で行います。
- 更新されたWebページを表示する際に、更新された部分をハイライト表示することができます。
- ログインが必要なサイトもログインスクリプトがあれば自動的にログインして更新チェックすることが可能です。
- RSSフィードをチェックするときに、RSSの記事本文を取得することもできます。Yahoo!掲示板などで、本文が取得できます。
(参照)RSSフィードの記事本文を取得する方法 - キーワードチェック機能があります。更新時に特定のキーワードが含まれる場合のみ通知します。
- HTTP/1.1を使用します。これに対応したサイトの複数ページを高速にチェックできます。
- SSL(https://〜)を使用したサイトもチェックできます。
- 項目の登録は、表示中のページのタブや、お気に入りパネルのお気に入りを更新チェックパネルにドラッグ&ドロップするだけで簡単です。
- 各チェック項目は、フォルダに分類して管理できます。フォルダ単位で更新チェックすることも可能です。
- 現在のところフレームには対応していません。フレームを使用したページを更新チェックする場合は、フレーム内のページのURLをチェックするようにしてください。
- プロキシサーバを通して更新チェックを行うこともできます。
3.基本的な使い方
「ホームページの更新チェック機能の具体的な操作例」も参照して下さい。
1.項目の登録
先ず、更新チェックしたいWebページやRSSフィードを更新チェックパネルに登録します。更新チェックパネルの[Webページ]フォルダ下にはWebページを、[RSS]フォルダ下にはRSSフィード項目を登録することができます。
Webページを登録する場合は下の「1-1」項を、RSSフィードを登録する場合は下の「1-2」項を参照して下さい。
1-1.Webページを登録する
Webページを登録する方法は、主に下の2つがあります。
(1)表示中のページのタブや、お気に入りパネルのお気に入りを更新チェックパネル上のフォルダや右側の項目一覧にドラッグ&ドロップする。
(2)更新チェックパネルのツールバーの新規項目作成コマンドを実行する
1−2.RSSフィードを登録する
RSSフィードを登録する方法は、主に下の4つがあります。
(1)ブラウザウィンドウにRSSフィードに対応したWebページが表示されると、ステータスバーのフィードアイコン
()が有効になるので、そのアイコンをクリック
する。すると、登録可能なフィードのバージョンや種類を表すメニューがポップアップ表示されます。その中から追加したい項目を選択する。
(2)Webページ内のRSSフィードへのリンクを更新チェックパネルにドラッグ&ドロップする。
(3)ブラウザウィンドウにRSSフィードそのもの(XML形式のファイル)を表示している状態でタブバーのタブを更新チェックパネルにドラッグ&ドロップする。
(4)更新チェックパネルのツールバーの新規RSSフィード項目作成コマンドを実行して、チェックするURLを直接入力する。
2.更新チェックの実行
全ての項目を更新チェックするには更新チェックパネル上の[全て更新チェック]コマンド を実行します。
特定の項目のみ更新チェックする場合は、更新チェックしたい項目を選択(複数可)して[更新チェック]コマンドを実行します。[更新チェック]コマンドは、フォルダや項目のショートカットメニューからも実行できます。
3.更新された項目をブラウザに表示
項目をブラウザに表示するには、下の2つの方法があります。なお、[未読]状態の項目のWebページやRSSフィード記事をブラウザウィンドウに表示すると、自動的に[既読]状態に切り替わります。
3−1 未読の項目を一括してブラウザに表示する方法
更新チェックパネル上の[未読を表示]コマンドを実行します。RSSフィード記事は、まとめて1つのブラウザウィンドウに表示されます。1ページあたりのRSSフィード記事の最大数は 、[ScriptBrowserKオプション]-[更新チェック]ページの[RSS一覧表示]-[1ページに表示する最大記事数]で指定します。ただし、同じRSSフィード項目の記事は必ず1つのページに表示されます。
3−2 (未読状態に関係なく)表示する項目を指定してブラウザに表示する方法
更新チェックパネル上のツリービューの[全項目]を選択すると、右側に全ての項目の一覧が表示されます。アイコンが表示されている列のヘッダ(見出し)部分をクリックすると未読項目が上の方に表示されます。
見たい項目を選択して更新チェックパネルのツールバーの[表示]ボタンをクリックすると項目がブラウザウィンドウに表示されます。なお、Windowsのエクスプローラと同じように、CtrlキーやShiftキーを押しながら項目をクリックして複数の項目を選択することもできます。
また、項目をダブルクリックしても項目ををブラウザウィンドウに表示することができます。RSSフィード記事をダブルクリックすると、一覧形式の表示ではなくインターネット上の記事のWebページがブラウザウィンドウに表示されます。
4.更新チェック項目のアイコンの説明
[未読]状態の項目のWebページを[表示]コマンドで表示すると、自動的に[既読]に切り替わります。既読になるとアイコンが白黒表示されます。
(例) 未読
→
既読
キーワードを含む項目には(K)マークが表示されます。
(例)
通常 →
キーワードを含む
アイコン | 意味 |
---|---|
Webページ項目用フォルダ | Webページ項目を登録できるフォルダ |
Webページ項目 | Webページ用の更新チェック項目 |
パラメータ親項目 | パラメータについては更新チェックのパラメータ機能の解説を参照のこと |
RSSフォルダ | RSSフィード項目を登録できるフォルダ |
RSSフィード項目 | RSSフィード用の更新チェック項目 |
RSSフィード記事 | RSSフィード内の個々の記事 |
PodCast項目 | RSSフィード項目がPodCast対応の場合、このアイコンで表示される |
PodCast記事 | RodCast項目の記事 |
キーワードを含む項目フォルダ | キーワードを含む項目が登録されるフォルダ |
エラー(タイムアウト) | 前回更新チェック時にタイムアウトエラーになった項目 |
エラー(その他) | 前回更新チェック時にタイムアウト以外のエラーになった項目 |
定期的にチェック | 更新チェック項目のプロパティ画面の[基本]ページの[定期的に更新チェックを行う]が設定されている項目 |
5.キーワードチェック機能
更新時に特定のキーワードが含まれる場合に通知する機能です。
ScriptBrowserKは更新チェック時に指定したキーワードを検索します。キーワードが見つかった場合、アイコンにキーワードのマーク(K)(例:)が表示されます。 更に、更新チェックパネルの[キーワードを含む項目]フォルダ下に指定したキーワードの名前のフォルダが 自動的に作成され、そのフォルダ下にキーワードを含む項目が自動的に登録されます。
キーワードは、[更新チェック項目のプロパティ]画面-[拡張動作]ページの[キーワード]項目で指定します。
キーワードは、正規表現を含めて複数の語句を指定することが可能です。指定方法は[ページ内検索パネル]-[検索語句の指定方法]と同じですのでそちらを参照して下さい。
拡張機能[検索文字列グループ]を有効にすると、よく使用する複数の語句を簡単に指定することができます。
6.自動ログイン機能
ログインが必要なサイトを更新チェックする際に、自動的にログイン用スクリプトを実行した後に更新チェックを実行する機能です。
[更新チェック項目のプロパティ]画面-[基本]ページの[URLフォーマット]欄にログイン後の表示ページのURLを指定します。この[URLフォーマット]欄に一致するWebページがScriptBrowserKで表示されていない場合は、[スクリプト]欄で指定したログインスクリプトを実行後に更新チェックを行います。
7.パラメータ機能
株式の情報ページなど、URL一部分がコード番号等に置き換わるだけのホームページの更新チェック管理をサポートする機能です。置き換わる部分のURLをパラメータとして登録しておくと、パラメータを追加・削除するだけで、更新チェック項目を自動的に追加・削除してくれます。詳細は更新チェックのパラメータ機能の解説ページを参照して下さい。
(注意)この機能はWebページの更新をチェックする場合に使用する機能です。RSSのチェックには使用できません。
8.フィルタ機能
本文(Get)を使用して更新されたかどうかをチェックする際に、広告欄など不必要な部分だけ更新されていた場合は更新と見なさなくするため機能です。
フィルタでWebページ内の不必要な部分を指定して、その部分は更新チェック時に無視する仕様になっています。
チェック方法で[HTMLタグを無視する]を指定した場合は、HTMLタグが削除された後にフィルタが適用されます。
更新チェック項目のプロパティ画面の[基本]ページの[更新部分のみを一覧表示する]がチェックされている場合は、フィルタ適用後の更新部分がタグを含めて一覧に表示されます。フィルタでタグを破壊しないようにして下さい。
例)「<a href="...">」内の「href="...">」を削除するフィルタは > が削除されてしまうのでダメです。「href="..."」だけを削除するようにして下さい。
フィルタの設定は[更新チェック項目のプロパティ]画面-[フィルタ]ページで行います。
フィルタは「汎用フィルタで指定する方法」と、「チェック項目毎に個別にフィルタを指定する方法」の2種類があります。
(注意)この機能はWebページの更新をチェックする場合に使用する機能です。RSSフィードのチェックには使用できません。
汎用フィルタ
汎用フィルタを使用する場合は、[更新チェック項目のプロパティ]画面-[フィルタ]ページの[汎用フィルタを使用する]をチェックします。
[チェックするURL]が汎用フィルタで指定したキーワードを含む場合、汎用フィルタが自動的に適用されます。
汎用フィルタの編集は、更新チェックパネル上のツールバーの[汎用フィルタの編集]コマンドか、[更新チェック項目のプロパティ]画面-[フィルタ]ページの[汎用フィルタの編集]ボタンで行います。
(参照)汎用フィルタの設定画面
フィルタの個別指定
フィルタをチェック項目毎に個別に指定するには[更新チェック項目のプロパティ]画面-[フィルタ]ページの[汎用フィルタを使用する]のチェックを外します。
個別指定にすると[フィルタ個別指定]欄で指定したフィルタが使用されるようになります。
9.IPアドレスキャッシュ機能
一度調べたホストのIPアドレスを保存しておいて、次の更新チェック時に、保存しておいたIPアドレスを使用する機能です。IPアドレスをDNSサーバに問い合わせる回数が減るので更新チェックが早くなります。サイトへの接続が失敗した場合や、一定期間を過ぎたとき再度IPアドレスを問い合わせるようになっています。
IPアドレスキャッシュの有効期限は[ScriptBrowserKオプション]-[更新チェック]ページで行います。