SBKスクリプトの概要(開発者用)

目次

1.スクリプトの作成

[スクリプト]-[スクリプトの記録]コマンドを利用すると、ScriptBrowserK で行った操作がスクリプトパネルの[記録されたスクリプト]に記録されるので、それを元にスクリプトを作成するのがよいでしょう。また、スクリプトパネルでは、テスト実行もできるので、少しずつテストしながら作成するの方が一気にスクリプトを書くより結果的に早く完成すると思います。

2.スクリプトの記録コマンドの記録内容

[スクリプト]-[スクリプトの記録]コマンドでは、ScriptBrowserK のコマンドの操作内容のほかに、Webページ上の文字列の選択操作や、ボタンやリンクのクリック操作も記録されます。選択操作はHTMLタグ単位で記録されます。全ての操作が記録される訳ではないので、あくまでもスクリプト作成の補助として使用してください。
ログイン処理等のスクリプトを作成するには、まず[スクリプトの記録]コマンドをチェックした状態でそのWebサイトにログインします。記録されたスクリプトのユーザ情報入力部分を ScriptBrowserK.InputParams メソッドを使用するように置き換えるなどしてスクリプトを完成させます。
Webページ内の表を選択してクリップボードにコピーするマクロを作成する場合は、記録されたスクリプトをファイルに保存するだけです(とは言っても、多少の修正は必要でしょう)。
(注意)記録されたスクリプトには、入力したパスワード等がそのまま記録されています。必ず InputParams メソッド等に置き換える作業を行ってパスワードがスクリプト内に残らないようにしてください。

3.スクリプトの編集

スクリプトの編集は、メモ帳などのエディタで編集してください。

[ScriptBrowserKオプション]-[関連付け]ページで[ScriptBrowserK スクリプトファイル(*.sbv)]をチェックして関連付けていれば、エクスプローラ等のショートカットメニューに編集メニューが追加されるので、これを利用すると便利だと思います。

4.ダウンローダ用スクリプトの作成

リンクの抽出画面の[ダウンローダ]に送るからスクリプトが実行された場合は、DownURLs と DownReferers というプロパティが使用できます。これらの値をダウンローダに送るようにします。

5.検索用スクリプトの作成方法

検索バーに入力されている検索する文字列を検索するのであれば、Search メソッドを使用します。
Web ページ上の選択文字列を検索するには、ActiveDocument.selection.createRange で得た TextRange の Text プロパティを使用してください。

6.コンテンツブロックを併用する際の注意

Flashコンテンツをコンテンツブロック機能でブロックするとWebページの読み込みがいつまでも完了しません。そのため、スクリプトからWebページのdocumentにアクセスしようとすると読み込み完了待ちの状態でスクリプトが停止してしまいます。

対策としてスクリプトからアクセスするページは、ActiveXの実行を禁止状態にしてスクリプトを実行してください。ActiveXの実行を禁止するには、TabGroup オブジェクトのAllowActiveXをFALSEに設定するか、DocumentWindow オブジェクトのAllowActiveXを2に設定します。もちろん、スクリプト実行前に手作業でActiveXを禁止してもかまいません。


関連情報

 


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